演題抄録

デジタルポスター

開催概要
開催回
第55回・2017年・横浜
 

一般病院におけるがん領域の認定看護師の存在意義を検証

演題番号 : P102-6

[筆頭演者]
平田 佳子:1 
[共同演者]
亀田 彰:1、高山 美穂子:1、新内 香菜子:1

1:済生会広島病院

 

【目的】当院は地域に密着した一般病院である。がん治療においては診断、治療、終末期までを担っている。患者は高齢化し、複数の疾患を抱えており、老々介護や独居など生活背景も様々であるため、住み慣れた地域や自宅で最期まで安心して過ごすことは容易ではない。がん治療の進歩によりサバイバー期間が延長している中で、納得した医療を受けながら、その人の背景や意向に沿える生活支援は困難である。がん領域の認定看護師(以下CNとする)の活動と支援内容を調査し存在意義を明確にする。
【期間】2016年4月1日~2017年3月31日
【方法】がん化学療法看護CN、緩和ケアCN、皮膚・排泄ケアCNの3領域の認定看護師活動報告書の内容を単純集計。
【結果】がん化学療法CNは、がん相談外来が活動の29%を占め、がん患者指導管理料2の取得32%、がん患者指導管理料1の取得25%、コンサルテーション11%、在宅患者訪問看護指導管理3%となっている。緩和ケアCN:コンサルテーションが活動の61%を占め、がん患者指導管理料2の取得6%、がん患者指導管理料1の取得4%、がん相談外来4%、在宅患者訪問看護指導管理3%となっている。皮膚・排泄ケアCNは、チーム活動が53%を占め、コンサルテーション30%、ラウンド13%、在宅療養指導料の取得1%となっている。
具体的活動としては、がん化学療法CNは意思決定支援、在宅療養支援、症状緩和支援、訪問看護と協働支援である。緩和ケアCNは、症状緩和支援、意思決定支援、在宅療養支援である。皮膚・排泄ケアCNは、褥瘡回診、スキンケア指導、ストーマ処置等である。
【考察】がん領域におけるCNの活動は、診療報酬算定に関与する活動、多職種からのコンサルテーション、チーム活動が多くを占めていた。コンサルテーションの内容から、がん化学療法CNと緩和ケアCNは、がん患者指導管理料算定において協働していた。また、がん化学療法CNと皮膚・排泄ケアCNは、化学療法における皮膚の有害事象など、スキンケア指導を通して協働していた。CN間での協働により、その人の背景や意向に沿えるように生活や意思決定を支援し、多職種協働の要の役割を果たしていた。今後も、がん領域のCNの連携と病院内の多職種への支援、医師と協働した意思決定支援、地域を含めた多職種の協働が必要である。

キーワード

臓器別:その他

手法別:チーム医療

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