演題抄録

がん診療ガイドライン統括・連絡委員会企画シンポジウム

開催概要
開催回
第55回・2017年・横浜
 

希少癌診療ガイドラインの作成を通した医療提供体制の質向上

演題番号 : GL-11

[筆頭演者]
小寺 泰弘:1 
[共同演者]
安藤 雄一:2、室 圭:3、川井 章:4、小田 義直:5、藤原 俊義:6

1:名古屋大学・大学院医学系研究科・消化器外科学、2:名古屋大学・大学院医学系研究科・化学療法部、3:愛知県がんセンター中央病院・薬物療法部、4:国立研究開発法人国立がん研究センター・骨軟部腫瘍科、5:九州大学・大学院医学研究院・携帯機能病理学、6:岡山大学・大学院医歯薬学総合研究科・消化器外科学

 

希少癌は年間の発生率が10万人当たり6人未満で、診療や治療のデータが不十分であり治療開発が遅れている癌を指す。各々の希少癌の頻度は低いが、この定義を満たす癌をすべて足した罹患数は癌患者全体の15~20%に相当するとされ、対策が必要である。こうした癌について、エビデンスが少ない中でも何とか治療ガイドラインを作成し、必要に応じて診療・治療経験の豊富な施設や医師を紹介するプロジェクトを立案し、厚生労働省科学研究費補助金を獲得した。
現在数多くの学会が各々の領域で癌診療ガイドラインを作成しており、そのいくつかでは希少癌の定義を満たす疾患も数多くカバーされつつある。しかし、一つの癌種においてClinical Questionを策定し、Systemic review teamを編成して文献検索を行い、解答を作成し、その推奨度を決める作業には多くのマンパワーとコストを必要とする。本プロジェクトは、各学会のガイドライン委員会に当該ガイドラインでさらに多くの希少癌をカバーするよう働きかけ、その作成を支援するものである。現在脳腫瘍領域、泌尿器科領域、整形外科領域において活動を開始しており、その近況を報告する。

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