演題抄録

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開催概要
開催回
第54回・2016年・横浜
 

当院における大腸癌の新規抗がん剤の治療成績

演題番号 : WS92-3

[筆頭演者]
井口 利仁:1 
[共同演者]
宮本 章仁:1、大西 哲平:1、松田 英祐:1、佐伯 隆人:1、藤澤 憲司:1、松野 剛:1

1:社会福祉法人済生会今治病院・外科

 

2013年3月にレゴラフェニブ、その1年後にトリフルリジンチピラシル塩酸塩(以下"新薬")が承認され、フッ化ピリミジン系、L-OHP、CPT-11、抗EGFR抗体、VEGF抗体の組み合わせによる逐次治療が終了した後の大腸癌治療の選択肢が広がってきた.今回、当院における新薬使用症例の治療成績をまとめたので報告する。当院でトリフルリジンチピラシル塩酸塩and/orレゴラフェニブを使用した16症例(うち7例は両新薬を逐次使用)について年齢、性別、KRAS変異、前治療、初診時の病期、非治癒因子、併存治療の有無などの臨床指標について検討した。16症例の予後曲線からはMSTが10.7ヶ月と良好な治療成績が示された。また、16症例をレゴラフェニブ使用の10症例とトリフルリジンチピラシル塩酸塩使用の13症例に分けて施行コース数、中止理由、開始量、有害事象、後治療などについて比較検討した。新薬別の予後曲線からも良好な予後が示され、各々の新薬中止後の後療法導入率も同程度であった。新薬は臨床試験で示されたように有用と思われたが、開始量や有害事象については注意すべき点も示唆された。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:化学療法

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