演題抄録

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開催概要
開催回
第54回・2016年・横浜
 

当科における切除不能進行大腸癌の治療成績

演題番号 : WS91-3

[筆頭演者]
小林 建司:1 
[共同演者]
森本 翔太:1、加藤 知克:1、廣川 高久:1、柴田 直史:1、花立 史香:1、清水 幸雄:1、松波 英寿:1

1:社会医療法人蘇西厚生会松波総合病院・外科

 

【目的】近年大腸癌に対する抗癌化学療法は目覚ましい発展を遂げ転移巣が切除不可能な進行大腸癌の主病巣の切除の意義は薄れてきている。一方で狭窄、出血などのリスクを考慮して対応しないといけない症例は依然として多い。そこで今回転移巣が切除不可能な進行大腸癌患者の治療成績を検討する。【方法】当科で2006年1月から2015年12月までに治療を行った大腸癌症例(腺癌)768例中stageⅣ128例を対象として、そのうち転移巣が切除不可能な症例は76例。76例を主病巣の切除例63例(以下A群)と非切除症例13例(以下B群)に分けて検討する。さらにA群、B群それぞれを抗癌化学療法施行群、未施行群に分け分子標的薬使用の有無、抗癌化学療法の成績、OSから切除不能進行大腸癌の最適な治療法を検討する。【結果】A群のうち抗癌剤治療が可能であったのは42例、不可能であったのは21例。B群ではそれぞれ8例と5例。A群、B群とも抗癌化学療法施行群が有意にOSを延長したが分子標的薬使用の有無では差はなく、主病巣切除例と非切除例との間にも生存期間に差はなかった。【結論】主病巣のみの切除はOS延長には意義はなく転移巣が切除不可能な症例に対する主病巣の切除はQOLを重視した対応が望ましい。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:化学療法

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