演題抄録

ワークショップ

開催概要
開催回
第54回・2016年・横浜
 

当院におけるレゴラフェニブの使用経験からみた推奨する投与法

演題番号 : WS51-4

[筆頭演者]
松田 宙:1,2 
[共同演者]
團野 克樹:2、宮崎 進:2、藤谷 和正:2、久保田 勝:2、本告 正明:2、中塚 梨江:2、西村 正成:1,2、北川 彰洋:1,2、高木 麻里:2,3、岩瀬 和裕:2

1:大阪大学・大学院医学系研究科・消化器外科、2:地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立急性期・総合医療センター・消化器外科、3:地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立急性期・総合医療センター・薬剤部

 

レゴラフェニブは,大腸癌に適応を持つ経口マルチキナーゼ阻害剤である。2013年5月に保険収載されたが,有害事象により早期に脱落することが懸念されている。そこで,本検討ではレゴラフェニブの有害事象を評価し,安全で長期に内服できる投与法の探索を目的とした。2013年8月から2015年7月までの標準化学療法後に病勢進行した切除不能進行再発大腸癌患者15例を対象とし,開始量を160㎎とした前期群5例と開始量を120㎎とした後期群10例において,レゴラフェニブの有害事象と平均施行クール,平均総投与量について,retrospectiveに検討した。可能であれば積極的に増量を試みた。前期群は投与サイクル中央値1クール(1~5),総投与量中央値2400mg(2240~10080),後期群は投与サイクル中央値5クール(1~10),総投与量中央値10800mg(1400~29640)であり,OSは後期群で有意に長く(前期群:168日,後期群:307日,p=0.025),PFSでも後期群で延長傾向(前期群:142日,後期群:180日,p=0.232)が認められた。開始量を160mgから120mgにすることにより有害事象による早期脱落の防止だけでなく,後に増量可能,長期内服が可能となり,結果的に総投与量が多くなり,OSの有意な延長が認められた。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:化学療法

前へ戻る