演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第54回・2016年・横浜
 

職種・診療科横断キャンサーボードの開催と医師事務作業補助者の支援

演題番号 : P82-5

[筆頭演者]
井上 尚子:1 
[共同演者]
冨永 沙織:1、林 ひとみ:1、山口 育子:2、山下 清美:2、村上 通康:3、永井 美緒:4、白石 猛:5、藤井 元廣:6、武知 浩二:1、西﨑 隆:6

1:日本赤十字社松山赤十字病院・医療秘書課、2:日本赤十字社松山赤十字病院・看護部、3:日本赤十字社松山赤十字病院・薬剤部、4:日本赤十字社松山赤十字病院・精神科、5:日本赤十字社松山赤十字病院・臨床腫瘍科、6:日本赤十字社松山赤十字病院・がん診療推進室

 

【背景と目的】
当院は地域がん診療連携拠点病院の指定を受け、「がん診療推進室」を設置し、様々な業務を行っている。地域がん診療連携拠点病院の整備指針には「がん患者の病態に応じたより適切ながん医療を提供できるよう、キャンサーボードを設置し、定期的に開催すること」とある。当院ではすでに、各分野によるキャンサーボードが開催されていたが、固定されたメンバーでの話し合いになり、従来の各診療科で行っていたカンファレンスと変わらないとの指摘もあった。一方、各診療科では、診断の確定に難渋したり、合併症や複雑な背景のため、治療方針の決定に苦慮したりする事例への対応も問題となっていた。そこで、がん診療推進室を中心に、職種・診療科を横断して検討する場「拡大キャンサーボード」を設置した。拡大キャンサーボードは実際の臨床における治療方針を決定する場でもあり、必要に応じて不定期に開催する必要がある。さらに、開催にあたって様々な業務が必要となる。この業務を医師事務作業補助者が支援する体制として整備したので、その運用方法と開催状況を報告する。
【運用方法】
がん診療推進室に主治医からキャンサーボート開催の依頼が入る。がん診療推進室常勤医師と医師事務作業補助者は主治医に連絡をとり、開催の目的、希望する日時を確認し、希望する診療科医師・スタッフ等に連絡をとり、日程調整を行い、院内に広報する。さらに主治医がプレゼンテーションに必要な資料を代行作成する。拡大キャンサーボードは前向き検討で行っているため、すべての準備は迅速に整える必要がある。議事録は医師事務作業補助者が速記してまとめ、参加者による校正の後、電子カルテに記事入力し、院内医療スタッフと情報を共有化している。
【結果とまとめ】
平成24年度から27年度までの検討数は65症例であった。これまでに、消化器外科、乳腺外科、臨床腫瘍科、呼吸器科、泌尿器科等、様々な診療科から依頼があり、各診療科医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、臨床検査技師、診療放射線技師、臨床心理士、MSW、医事課事務職員、院外の医師看護師と多数の職種が参加した。医師主導のキャンサーボードにおいて、医師事務作業補助者によるサポート体制を整えたことで、多職種による前向き検討が迅速に行えるようになった。

キーワード

臓器別:その他

手法別:チーム医療

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