演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第54回・2016年・横浜
 

新潟県立がんセンター新潟病院における免疫療法サポートチーム(Team iSINC)の取り組み

演題番号 : P82-2

[筆頭演者]
吉野 真樹:1 
[共同演者]
三浦 理:2、磯貝 佐知子:3、田川 千明:1、佐々木 俊哉:2、大山 泰郎:2、石黒 卓朗:2、谷 長行:2、竹之内 辰也:4、田中 洋史:2

1:新潟県立がんセンター新潟病院・薬剤部、2:新潟県立がんセンター新潟病院・内科、3:新潟県立がんセンター新潟病院・看護部、4:新潟県立がんセンター新潟病院・皮膚科

 

ニボルマブに代表される免疫チェックポイント阻害薬は、殺細胞性抗がん薬の代表的な有害事象である血液毒性や悪心・嘔吐などは少なく、忍容性が高い薬剤と考えられている。一方、ニボルマブにより賦活された免疫による有害事象(免疫関連有害事象 immune related adverse event:irAE)は、頻度は低いながら時に重篤化することが報告されている。これらirAEの発現時期、危険因子などは未だ明らかになっておらず、適切な対処法に関しても確立したものはない。したがって、医療者が適正使用に十分配慮するとともに、irAEの早期発見・対応を可能とするための患者教育システムの確立が重要である。
新潟県立がんセンター新潟病院では、各領域(呼吸器、内分泌、血液、消化器、皮膚)の専門医、および看護師・薬剤師によって構成される免疫療法サポートチーム(Immunotherapy support in Niigata Cancer Center:Team iSINC)を立ち上げ、免疫療法を安全に実施するためのシステム作りに取り組んできた。具体的活動内容として、チームカンファレンスの実施、患者教育ツールとして患者説明同意文章、irAE早期発見・早期対応のための問診票、入院・外来を連携するクリニカルパスなどの作成、医療者支援ツールとして通院治療室における専用のチェックリスト、救急外来におけるトリアージフローの作成などを行っている。これらの活動経緯について紹介するとともに、症例集積により若干の知見を得たので報告する。

キーワード

臓器別:その他

手法別:チーム医療

前へ戻る