演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第54回・2016年・横浜
 

当院におけるラムシルマブの治療効果―高齢者への安全性―

演題番号 : P8-4

[筆頭演者]
木村 和恵:1 
[共同演者]
古賀 聡:1、吉屋 匠平:1、武谷 憲二:1、由茅 隆文:1、皆川 亮介:1、甲斐 正徳:1、梶山 潔:1

1:飯塚病院・外科

 

【背景と目的】VEGFR-2に特異的に結合する抗VEGFR受容体抗体Ramucirumab(RAM)は、RAINBOW、REGARD試験において進行・再発胃癌患者に対する2次治療で生存を有意に改善した。2015年7月に保険適応になり、Ramucirumabの使用を開始した。実地臨床における有効性と忍容性を明らかにする目的で、当院での使用例を検討した。【対象と方法】当院にてRAMが投与された切除不能進行再発胃癌11例を対象とし、臨床病理学的背景、抗腫瘍効果、生存期間、有害事象およびコンプライアンスを後ろ向きに解析した。【結果】平均年齢66(43-83)歳。再発/切除不能;3/8例、HER2スコア0/3;9/2例、使用された治療ラインは2nd/3rd/4th/6th/; 3/5/2/1例。2nd line以降に使用されており、抗腫瘍効果はCR/PR/SD/PD/NE 0/1/8/1/1例で、奏効率(ORR) 9%, 疾患制御率(DCR)81.8%であった。11例における治療開始後の生存期間中央値(MST)497日(242-872日)、RAMの治療期間は62日(34-154)、8例が投与継続中である。有害事象ではinfusion reaction 1例、高血圧1例、鼻血が3例認めた。PTXとの併用での好中球減少が4例。80歳以上の高齢者においてinfusion reaction、鼻出血をみとめたが、コントロール可能であった。【考察】RAMは高血圧や鼻出血などの血管関連の有害事象の出現があるが、高齢者であっても、減量などを行い、投与継続は可能であった。また抗腫瘍効果は臨床試験とほぼ同様の効果が得られており、2ndライン以降でも病勢コントロールは良好と考えられた。

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:化学療法

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