演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第54回・2016年・横浜
 

進行胃癌に対するTrastuzumab+Capecitabine+Oxaliplatin併用療法の使用経験

演題番号 : P8-1

[筆頭演者]
高田 晃宏:1 
[共同演者]
川端 良平:1、亀田 千津:1、安山 陽信:1、松村 多恵:1、古賀 睦人:1、村上 昌裕:1、小田 直文:1、廣田 昌紀:1、森島 宏隆:1、能浦 真吾:1、清水 潤三:1、松並 展輝:1、長谷川 順一:1

1:独立行政法人労働者健康福祉機構大阪労災病院・外科

 

【背景】HER2陽性進行胃癌治療では、Trastuzumabの上乗せ効果がToGA試験で報告されている。また2014年9月以降Oxaliplatinを含むレジメンが使用可能になりさらにCisplatinを含むレジメンに比べ毒性が少なく、良好な結果を示している。現状ではHER2陽性胃癌に対してはガイドライン上1st lineとしてCisplatinベースのレジメンが推奨されているが、腎機能に対する影響、hydrationが必要であることなどからOxaliplatinを含むレジメンの開発が望まれる。しかしながらCapeOX +Trastuzumab療法について検討した試験は国内にはなく使用経験が少ない。そこで我々はCapeOX +Trastzumab療法を施行し安全に使用できた症例を報告する。【症例1】64歳男性 cT4aN2M0の術前診断でS1+CDDP+Trastuzumab (SPT療法)2クール施行後、胃全摘を施行した。術後S-1にて補助化療を施行していたが術後1年6か月後に多発肝転移を来し、CapeOX +Trastuzumabを施行している。【症例2】78歳男性 cT4aN2M1(#16)の臨床診断にて術前CapeOX +Trastuzumab療法を4クール施行した。効果判定PRで幽門側胃切除を施行した。治療開始後現在1年4か月経過しているが無再発生存中である。【症例3】61歳男性、臨床診断cT4aN3M1(P1)にてCapeOX +Trastuzumabを5クール施行した。化学療法後のCTで、主腫瘍の縮小、播種結節の消失が認められた。【症例4】76歳男性 cT4bN2M0の臨床診断でCapeOX +Trastuzumab療法を施行した。3クール目でPRであったのでさらに3クール施行したが病変の増大を認め、現在は2nd lineとしてweekly PTX+Ramucirumabを施行している。【結語】HER2陽性切除不能進行再発胃癌に対してCapeOX +Trastuzumab療法をした全例で重篤な合併症は認めず実臨床においても忍容性、安全性ともに高い治療である可能性が示唆された。

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:化学療法

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