演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第54回・2016年・横浜
 

当院における再発肝細胞癌に対する腹腔鏡下再肝切除の治療成績

演題番号 : P76-1

[筆頭演者]
森村 玲:1 
[共同演者]
生駒 久視:1、庄田 勝俊:1、有田 智洋:1、小菅 敏幸:1、小西 博貴:1、村山 康利:1、小松 周平:1、塩崎 敦:1、栗生 宜明:1、中西 正芳:1、市川 大輔:1、岡本 和真:1、藤原 斉:1、大辻 英吾:1

1:京都府立医科大学・附属病院・消化器外科

 

【はじめに】再発肝細胞癌に対して再肝切除は有効な治療法の一つである。また腹腔鏡下肝切除が普及し、当科でも再発肝癌に対して腹腔鏡下再肝切除を施行している。再肝切除症例は初回症例と比べて肝の変形や癒着の影響で手術の難易度が高いと考えられる。今回腹腔鏡下で切除した肝細胞癌初発例と再肝切除例で比較検討を行い、その短期成績について検討した。【方法】2012年5月から2016年4月まで、当科で施行した肝細胞癌に対する腹腔鏡下肝切除70例中、再肝切除症例は14例であった。患者因子、腫瘍因子、合併症に対して初発腹腔鏡下肝切症例56例との比較検討を行った。【結果】術前の検査所見、腫瘍の局在は両群とも差を認めなかった。腫瘍径は再肝切群で中央値14.4mm、初発群で18.5mmと再肝切除群で小さい傾向を認めた(p=0.0162)。difficulty scoreは再肝切群で中央値5、初発群で3と差を認めなかった。手術時間は、再肝切除群で中央値345分、初発群で410分(p=0.736)と差を認めず、出血量は再肝切除群で中央値40g、初発群で100g(p=0.0358)と有意に少なかった。開腹移行率(再肝切除群 1例、初発群 1例)、合併症発生率(Clavien-RindoⅢ以上 再肝切除群1例、初発群 3例)も差を認めなかった。【考察】当院ではより小さく腫瘍に対して腹腔鏡下の再肝切除を施行している。症例を選べば、合併症率も初発例と差がなく安全に施行できる。【結語】再肝切除症例においても腹腔鏡下肝切除は選択肢の1つになりうると考えられた。

キーワード

臓器別:肝臓

手法別:内視鏡手術

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