演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第54回・2016年・横浜
 

当院におけるHER2陽性転移・再発乳癌の検討

演題番号 : P70-3

[筆頭演者]
尾山 佳永子:1 

1:富山県厚生農業協同組合連合会高岡病院・外科

 

HER2陽性乳癌は以前予後不良であったが、抗HER2療法によりその治療成績は改善している.当院におけるHER2陽性転移・再発乳癌について検討した.<対象>2005-2015年に当院で治療したHER2陽性転移・再発乳癌(炎症性乳癌含む)24例.<結果>年齢は平均54.1歳(29-75).病期はI:2例,II:7例,III:9例,IV:5例.ホルモン陽性14例.術後再発が18例(75%).補助化学療法施行は12例,補助療法でトラスツズマブ使用は3例であった.再発までの期間は平均44.4ヶ月(8-152,中央25.5).局所再発は15例,遠隔転移は肺:7例,肝:9例,骨:12例,脳・髄膜:12例.転移・再発治療ではトラスツズマブは全例,ペルツズマブは10例,ラパチニブは4例,TDM-1は4例に使用した.抗HER2療法は中央値47か月(1~81)施行.病状が安定し中断した症例は7例,うち3例が12ヶ月以内に再燃し再開,4例は23~71ヶ月再燃なく通院中である.観察期間9~221ヶ月で5年生存69.1%,10年生存53.8%.再発後生存期間7~130ヶ月,5年生存は60%であった.<結論>HER2陽性転移・再発乳癌の治療は長期化している.抗HER2療法を中断できる可能性もあるが,慎重に経過を見る必要がある.

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:集学的治療

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