演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第54回・2016年・横浜
 

ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術300例の治療経験

演題番号 : P52-8

[筆頭演者]
倉橋 俊史:1 
[共同演者]
渡邉 弘充:1、西川 昌友:1

1:社会福祉法人聖隷福祉事業団総合病院聖隷三方原病院・泌尿器科

 

【目的】当院にて施行した302例のロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術(RARP)の治療経験を報告する.【対象】年齢,PSA,および前立腺体積の平均値は,それぞれ67歳(46-78),10.3ng/mL(1.2-70.4)および28.4ml(10-100)であった.D'Amicoのリスク分類では,低リスク群,中リスク群および高リスク群が,それぞれ46例,155例および101例であった.【結果】手術時間,コンソール時間および出血量の平均値はそれぞれ,245分(153-549),190分(83-436)および154ml(10-2800)であった.Clavien分類grade3以上の合併症として,鼡径ヘルニア24例および腹壁瘢痕ヘルニア2例を認めた.302例中18例(6.0%)にPSA再発を認めた.同一術者による前期,中期および後期に分けたlearning curveの検討においては,コンソール時間は前期,中期および後期で,それぞれ233分,187分および151分と各群に有意な短縮を認めた.出血量は,それぞれ149ml,115mlおよび105mlと,各群に有意差なく初期の段階から出血量は少なかった.断端陽性率は,それぞれ17.1%,32.8%および26.6%,また術後3ヶ月の尿禁制達成率は,それぞれ70.3%,81.3%および66.7%と,いずれも有意な改善を認めなかった.【結語】RARPは手術時間および周術期の合併症に関しては,ある程度で安定してくるが,断端陽性率および尿禁制の改善には,まだまだ多くの経験を要すると考えられた.

キーワード

臓器別:前立腺・男性生殖器

手法別:手術療法

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