演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第54回・2016年・横浜
 

進行性尿路上皮癌に対するパクリタキセル/ゲムシタビン併用化学療法の検討

演題番号 : P46-6

[筆頭演者]
福原 宏樹:1 
[共同演者]
柿崎 弘:1、金子 尚嗣:1、山辺 拓也:1、牛島 正毅:1、窪木 裕弥:1

1:地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構日本海総合病院・泌尿器科

 

目的: 2次治療以降の尿路上皮癌に対するパクリタキセル/ゲムシタビン併用化学療法の効果および有害事象を検討した。
方法と対象: 2013年5月~2015年6月までの間に転移性または切除不能尿路上皮癌と診断され,画像検査で測定可能病変を有し1次治療としてプラチナベースの化学療法が行われた5例を対象とした。パクリタキセルは200mg/m2,ゲムシタビンは1000mg/m2の投与量とし28日を1サイクルとした。パクリタキセルはDay1,ゲムシタビンはDay1,8,15に投与した。有害事象はCTCAE(common terminology criteria for adverse events) ver4.0を用いて評価した。
結果: 治療効果はSD 4例,PD 1例であった。全生存期間および無増悪生存期間の中央値はそれぞれ5.7,2.4か月であった。3例が1サイクル,2例が3サイクルで投与を中止した。治療の中止理由は1例がPD,3例が有害事象,1例が治療関連死であった。Grade3以上重篤な有害事象は好中球減少が3例,血小板減少が1例,筋肉痛が2例,肺炎が1例(Grade 5)にみられた。
考察: パクリタキセルとゲムシタビンの併用化学療法の奏効率は30―60%,全生存期間は11.3―14.4か月と報告されている。本検討では5例中4例が有害事象により早期に投与を中止したため従来の報告よりも低い奏効率となった。長期間の治療継続にはパクリタキセル投与に伴う有害事象のコントロールが重要である。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:化学療法

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