演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第54回・2016年・横浜
 

転移性尿路上皮癌に対する二次化学療法としてGN療法を行った3例の検討

演題番号 : P46-1

[筆頭演者]
鶴田 大:1 
[共同演者]
井上 高光:1、成田 伸太郎:1、齋藤 満:1、前野 淳:1、沼倉 一幸:1、佐藤 滋:2、賀本 敏行:3、羽渕 友則:1

1:秋田大学・医学部・腎泌尿器科学講座、2:秋田大学・医学部附属病院・腎疾患先端医療センター、3:宮崎大学・医学部・発達泌尿生殖医学講座泌尿器科学分野

 

【目的】我々は腎機能障害を伴う転移性浸潤性尿路上皮癌に対しする一次化学療法としてgemicitabine-carboplatin-docetaxel(GCarboD)の3剤併用療法を行っているが、二次治療以降のレジメンとして確立したものがなかった。今回、二次化学療法としてgemcitabine-nedaplatin(GN)療法を3例に導入したので、その短期成績を報告する。
【方法】GN療法の導入基準は、一次化学療法後の進行例で推算糸球体濾過値(eGFR)60ml/min/1.73m2以下あるいは75歳以上の高齢者とした。1コース28日周期で、gemcitabineは1000mg/m2をday1とday8に、nedaplatinは80mg/m2をday1に投与した。【結果】症例1は66歳の男性。膀胱全摘後の肝、リンパ節転移に対してgemcitaine-docetaxel(GD)、GCarboD療法施行後の進行例に三次化学療法としてGNを施行。2015年7月より計3コース施行し、現在までSDを維持している。症例2は60歳の男性。肺、リンパ節転移を伴う腎盂癌に対してGCarboD療法後、腎尿管全摘術を行ったが肺転移の増大と肝転移出現を認めた。2016年1月よりGNを計3コース施行し、SDを維持している。症例3は59歳の男性。鎖骨上リンパ節転移を伴う腎盂癌に対してGCarboD療法を施行しPRを得たが、肺、肝、骨転移が新たに出現したため、2016年1月よりGNを計2コース施行。PRを得たため3コース目を施行中である。グレード3以上の有害事象は全9コース中で好中球減少(G4, 67%)、血小板減少(G3, 11%, G4, 44%)、貧血(G3, 11%)であった。各コース前後のeGFRの平均変化率は、-3.1%(-29.4~19.4%)であった。【結論】腎機能障害を伴う転移性尿路上皮癌に対する二次治療としてGN療法は忍容性も良好で、一定の抗腫瘍効果が期待できると考えられた。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:化学療法

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