演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第54回・2016年・横浜
 

外科切除に化学療法を加え長期生存を得られている膵腺扁平上皮癌の1例

演題番号 : P39-7

[筆頭演者]
出雲 渉:1 
[共同演者]
樋口 亮太:1、谷澤 武久:1、植村 修一郎:1、松永 雄太郎:1、古川 徹:2、山本 雅一:1

1:東京女子医科大学・病院・消化器外科、2:東京女子医科大学・病院・統合医科学研究所

 

【はじめに】膵癌は依然として予後不良癌の一つであるが、その中でも腺扁平上皮癌は比較的稀で予後不良とされている。今回我々は外科切除に化学療法を加え長期生存を得られている膵腺扁平上皮癌の1例を経験したので報告する。

【症例】症例は70歳女性。脂肪肝精査で施行したCTで膵頭体部に造影効果の乏しい27×20mm大の腫瘍性病変を認め、尾側膵管は6mmに拡張していた。MRIでは膵頭体部に24×17mm大のT2W1で淡い高信号、DWIで拡散制限を呈し、Dynamic studyでは早期相で造影不良で遅延相にかけ淡く造影効果を伴う腫瘍性病変を認めた。膵頭体部癌の診断に対し幽門輪温存膵全摘術+脾摘出術+門脈合併切除再建術を実施した。病理組織学的検索ではadenosquamous carcinoma, pTS3, infiltrative type, pT2, pCH(-), pDU(-), pS(-), pRP(-), pPV(-), pA(-), pPL(-), pOO(-), pN1, pBCM(-), pDPM(-), intermediate type, pINFβ, ly2, v2, ne2, mpd-, pStageⅢ, R0であった。術後経過は良好で術後20日で退院となりadjuvant S-1投与していたが、術後92日目のCTにて多発肝転移を認めたためS-1+CDDPに変更し、再発から754日PRの効果を維持し生存中である。

【まとめ】外科切除に化学療法を加え長期生存を得られている膵腺扁平上皮癌の1例を経験したため、若干の文献的考察を加えて報告とする。

キーワード

臓器別:膵臓

手法別:集学的治療

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