演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第54回・2016年・横浜
 

乳癌術後化学療法TCレジメンに対しての当院での検討

演題番号 : P3-7

[筆頭演者]
吉田 秀行:1 
[共同演者]
兼松 清果:1、岡崎 智:1、田中 完児:1、權 雅憲:1

1:関西医科大学・外科

 

【はじめに】乳癌における全身化学療法は、外来通院での実施が標準になり化学療法を安全に実施するために副作用の適切な管理が要求される。TC療法はAC療法に比べ無病生存期間(DFS)、全生存期間(OS)をともに有意に延長する点と心毒性の発生頻度が低いために普及してきた。しかし、好中球減少や発熱性好中球減少症(FN)や浮腫、関節痛といった有害事象の頻度は高い。持続型G-CSF製剤が2014年11月に承認され、FNリスクの予防がされるようになった。今回、当院で施行したTC療法の症例に対して持続型G-CSF製剤(pegfilgrastim)の承認前後で検討した。
【対象と方法】2013年1月~2016年3月に当院でTC療法を施行した症例36例を対象とした。中止症例、再発症例、有害事象(好中球減少、FN、浮腫、関節痛等)について比較検討した。
【結果】中止症例:3例、再発症例:1例、好中球減少(grade3):6例、好中球減少(grade4):25例、FN:1例、浮腫:3例、疼痛:16例であった。持続型G-CSF製剤(pegfilgrastim)を使用した症例は3例であった。3例とも好中球減少、FNを認めなかった。
【考察】今回の検討では、持続型G-CSF製剤(pegfilgrastim)症例数が少数であるが好中球減少、FNの予防には有効であると考える。しかし、皮膚症状の出現や医療費の面からどの症例に使用するのが適切かを今後検討していく必要があると考える。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:化学療法

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