演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第54回・2016年・横浜
 

転移・再発乳癌に対するEribulin隔週投与の検討

演題番号 : P3-5

[筆頭演者]
甘利 正和:1 
[共同演者]
伊藤 正裕:1、深町 佳世子:1、佐伯 澄人:1、平川 久:1

1:国家公務員共済組合連合会東北公済病院・乳腺外科

 

(目的)Eribulin療法は再発後治療でOSの改善が認められた治療法である。当科では、通院等の社会的都合でレジメン通りのEribulin療法が困難な症例に対して、Eribulin隔週投与を行っている。今回、Eribulin隔週投与の治療効果と有害事象を検討した。
(対象と方法)2015/1~2016/12までに、初回からEribulin隔週投与を行った転移再発乳癌14症例での治療効果と有害事象を検討した。年齢は35~81歳(中央値58歳)。12症例がLuminal type、2症例がtriple negative type。転移再発後の既治療レジメン数は、0~5レジメンであった。
(結果)Eribulin隔週投与全14症例の効果判定は、PR 5症例、long SD 5症例で、Response Rateは33.3%、Clinical Benefit Rateは66.6%であった。Line別のRR、CBRは、1st line(5症例)で60%、80%、2nd line(4症例)で25%、50%、3rd line以降(5症例)で0%、60%であった。有害事象では、骨髄抑制による減量が6症例(1段階減量が5症例、2段階減量が1症例)で、有害事象による治療中止はなかった。
(考察)通常のEribulin療法は、骨髄抑制のため減量や休薬が必要となる多いとされている。当科では初めから隔週投与を行い、up frontでの投与では良好な成績が得られている。late lineでの投与でも、long SDが得られる症例が多く、Eribulin隔週投与は、抗腫瘍効果・有害事象の両面からも有用性が高い治療法と考える。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:化学療法

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