演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第54回・2016年・横浜
 

当院におけるTomoTherapyによる放射線治療の推移と現状

演題番号 : P22-10

[筆頭演者]
須田 悟志:1 
[共同演者]
村田 裕人:1、河村 英将:2、関原 哲夫:1、高橋 健夫:3、中野 隆史:2、安藤 義孝:1

1:日高病院、2:群馬大学大学院腫瘍放射線学、3:埼玉医科大学総合医療センター放射線腫瘍学

 

目的
トモセラピーはCT技術とライナックを融合して設計された強度変調放射線治療装置である。国内では2005年に1号機が稼働し、2016年に世界で500台以上、国内では45施設、49台が稼働している。当院では国内では5号機、群馬県内では初めてで、2006年から使用を開始し10年が経過しようとしている。当院における治療状況の推移に関して報告する。

方法
2006年から2015年の全治療患者についてデータベースを後ろ向きに解析した。また、保守点検記録をもとに主要部品のアップデート時期、ダウンタイムを調査した。

結果
2006年から2015年の間に1750例の治療が行われた。治療部位別には前立腺癌961例、頭頚部腫瘍99例、直腸癌171例、膀胱癌47例、食道癌45例、その他427例であった。年毎の全体の治療件数は、2006年34件、2007年144件、2008年204件、2009年173件、2010年182件、2011年184件、2012年229件、2013年213件、2014年183件、2015年204件であった。前立腺癌が全体における比率は2006年17.6%(6件)、2007年57.6%(83件)、2008年65.6%(134件)、2009年49.1%(85件)、2010年54.4%(99件)、2011年57.1%(105件)、2012年58.1%(133件)、2013年64.3%(137件)、2014年41.5%(76件)、2015年50.5%(103件)であった。装置本体ではマグネトロン等の主要部品の品質改善のためのアップデートが度々行われた。また、メーカーのサービス体制の変更もあり装置の安定性が向上しダウンタイムが減少した。

結語
治療部位は経年的な変化があった。これは日本国内、群馬県内の他施設での強度変調放射線治療導入状況等の影響が考えられ、県内の放射線治療施設の動向も含めて報告する。

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