演題抄録

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開催回
第53回・2015年・京都
 

再発子宮頸癌における抗癌剤感受性とPlatinum-free Intervalとの相関

演題番号 : WS57-6

[筆頭演者]
関根 正幸:1 
[共同演者]
大島 彩恵子:1、茅原 誠:1、西野 幸治:1、西川 伸道:1、芹川 武大:1、加嶋 克則:1、榎本 隆之:1、丸橋 敏宏:2、本間 滋:3、安達 茂実:4、倉林 工:5、加藤 政美:6

1:新潟大学医学部産婦人科、2:新潟県立中央病院産婦人科、3:新潟県立がんセンター新潟病院婦人科、4:長岡赤十字病院産婦人科、5:新潟市民病院産婦人科、6:新潟県厚生農業協同組合連合会長岡中央綜合病院産婦人科

 

【目的】上皮性卵巣癌では、初回化学療法終了後から再発までの期間すなわちPlatinum-free Interval(PFI)によるプラチナ製剤感受性・抵抗性の概念が導入されているが、子宮頸癌においては、再発時の化学療法の効果とPFIの相関は明らかではない。そこで、子宮頸がん再発症例に対するプラチナ製剤の再投与においてPFIが抗腫瘍効果に及ぼす影響を評価することを目的とした。【方法】2004年1月から2013年12月までに新潟県内の主要5施設で再発治療を行った子宮頸癌のうち、初回化学療法でプラチナ製剤を含むレジメン(放射線同時療法を含む)を行い、再発後にプラチナ製剤を含む化学療法(放射線同時療法は含まない)を行った52例を対象とした。年齢の中央値は60歳(38-83歳)で、組織型は扁平上皮癌が30例、腺扁平上皮癌が4例、腺癌が18例であった。進行期は、IB期が20例、IIA期が2例、IIB期が15例、IIIB期が5例、IVA期が1例、IVB期が9例であった。PFIにより症例を4群(6ヶ月未満、6-12ヶ月、12-24ヶ月、24ヶ月以上)に分類して比較検討を行った。【成績】全症例での奏功率は34.6%(18/52)でPRが9例、CRが9例であり、無増悪期間の中央値は6か月(1-118ヶ月)であった。4群での奏功率はそれぞれ、0%(0/11)、41.2%(7/17)、44.4%(4/9)、46.7%(7/15)であり、PFI 6か月未満では奏功例を認めず、PFI 6か月未満と6か月以上で有意差を認めた(p=0.01:Fisher's exact test)。無増悪期間の中央値は、3ヶ月、6ヶ月、8ヶ月、8ヶ月と、PFIが長くなるに伴い延長する傾向を示したが有意差は認めなかった。【結論】再発子宮頸癌に対するプラチナ製剤の再投与症例において、PFI (Platinum-free Interval) 6ヶ月未満が奏効率に関する予後不良因子と考えられた。今後多施設における大規模解析(JGOG1076S)の結果が待たれる。

キーワード

臓器別:子宮

手法別:化学療法

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