演題抄録

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開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

Liquid biopsy によるRAS 遺伝子解析

演題番号 : WS32-3

[筆頭演者]
梅本 岳宏:1,2 
[共同演者]
小林 靖奈:2、八岡 利昌:1、加藤 貴史:1、山元 俊憲:2、田中 淳一:1

1:昭和大学藤が丘病院消化器・一般外科、2:昭和大学薬学部薬物療法学講座臨床薬学部門

 

【目的】切除不能進行再発大腸癌に対する化学療法は、L-OHP/IRI ベースのregimen に抗体薬併用療法がガイドライン上推奨される。なかでも、FOLFOX 療法にセツキシマブ(C-mab)併用療法は RAS 遺伝子野生型の患者で全生存期間の延長が認められることから頻用される。本邦では、本年4月よりRAS遺伝子変異検査キットのRASKET KIT が保険承認され、既に米国や欧州でも流通している。我々は、さらなる課題を解決するため、末梢血からのKRAS遺伝子の全塩基配列およびその近傍の SNPs 、KRAS遺伝子を解析し、その有用性を検討する。
【方法】遺伝子解析は PCR-direct Sequence 法で行った。ゲノム DNA は同意が得られた患者の癌部位と非癌部位より、市販のキットを用いて抽出した。特異的なプライマーを設計し、150 ng のゲノム DNA を用いて PCR を行った。得られた PCR 産物を用い、BigDye Terminator 法にて ABI310 および ABI3500xL の全自動シークエンサーを用いて解析した。なお、本研究はヒトゲノム遺伝子解析倫理委員会の承認を得て実施した。
【結果】KRAS 64 SNPs を解析した結果、codon 12,13以外のcodonで 2 箇所の cSNPsと1 箇所のintronに変異が見られた。他のSNPsには見られなかった。また、その一致率は99.10%であった。今後、さらに症例を増やし、Liquid biopsy の有用性を検証する。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:バイオマーカー

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