演題抄録

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開催回
第53回・2015年・京都
 

Luminal型乳癌における18F FDG-PET/CT検査の意義

演題番号 : WS24-3

[筆頭演者]
青儀 健二郎:1 
[共同演者]
清藤 佐知子:1、菅原 敬文:2、角舎 学行:3、重松 英朗:3、舛本 法生:3、岡田 守人:3

1:独立行政法人国立病院機構四国がんセンター乳腺・内分泌外科、2:独立行政法人国立病院機構四国がんセンター放射線診断科、3:広島大学原爆放射線医科学研究科所腫瘍外科

 

目的】ホルモン受容体陽性乳癌(Luminalタイプ)患者の予後は他タイプよりも良好であるが、Luminalタイプ乳癌患者の再発あるいは生存を確実に予測する因子は未だない。本研究ではLuminalタイプ乳癌患者における術後無再発期間と全生存期間の予後因子として18F FDG-PET/CTにおけるSUVmaxの意義を検討した。
【方法】対象は2006年1月から2011年12月までの臨床病期I-III luminal タイプ乳癌であり、術前にFDG-PET/CT検査を受けた2施設(四国がんセンター、広島大学病院)の患者262名 (luminal A166名; luminal B96名)である。SUVmaxと臨床病理学的因子(年齢、臨床T/Nステージ、核異型度、リンパ節転移、脈管浸潤)を後方視的に評価した。あらかじめPET/CT解析における2施設間の格差補正のファントム試験を行った。
【結果】受信者動作特性曲線解析(area under the curve(AUC)= 0.742)から得られた SUVmaxカットオフ(≤6.0 vs. >6.0)を用いて患者を2群に分けた。補助薬物療法において両群間に差はなかった。臨床T因子と核異型度はSUVmaxと有意な相関がみられた (それぞれp<0.0001、p=0.0092)。単変量およびCox比例ハザードモデルによる多変量解析において、SUVmaxのみが無再発期間を予測する有意な指標であった (それぞれp=0.013、p=0.055) 。無再発生存期間においてSUVmax >6.0群よりSUVmax ≤6.0群が有意に予後良好であった(p=0.004)。全生存期間においてもSUVmaxのみが有意な予測指標であり(それぞれp=0.007、p=0.008)、全生存期間においてはSUVmax >6.0群よりSUVmax ≤6.0群が有意に予後良好であった(p<0.001)。
【結論】SUVmaxはluminalタイプ乳癌患者の予後予測に有用であった。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:診断

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