演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

腹膜浸潤を認めた尿路上皮癌巣状亜型の1例

演題番号 : P99-5

[筆頭演者]
飯塚 啓二:1 

1:松本市立病院泌尿器科

 

尿路上皮癌巣状亜型nested variant of urothelial carcinoma(UC, nested variant)は悪性度が高く,その発生頻度は浸潤性膀胱癌の約0.3%と稀な組織型である.組織学的には比較的均一な核形態を呈する異型上皮が,ブルン巣に類似する胞巣を形成し浸潤性増生を示す.UC, nested variantは1979年にSternが良性疾患として報告したが,その後1989年にTalbertらが悪性度の高い腫瘍であることを報告し,1992年にはMurphyらによりnested variant of transitional cell carcinomaと命名された.UC, nested variantの細胞像学的知見に関する文献は希少であり,検索した限りでは2編の症例報告がみられるのみであった.今回われわれは,腹膜浸潤を示し腹腔洗浄液中に腫瘍細胞を認めたUC, nested variantの1例を経験し、GCおよびM-VAC化学療法で治療を試みた。残念ながら、脳転移を起こし、根治には至らなかったが、その臨床経過,組織および細胞像について報告する.

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:化学療法

前へ戻る