演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

当院における膀胱全摘除術症例の臨床的検討

演題番号 : P99-3

[筆頭演者]
筒井 顕郎:1 
[共同演者]
塚原 茂大:1、山下 拓也:1、安達 拓未:1、原野 正彦:1

1:地域医療機能推進機構 九州病院泌尿器科

 

【目的】当院にて施行した膀胱全摘術症例について臨床的検討を行った。【対象と方法】2008年4月から2015年3月までの間に当院で膀胱全摘除術を施行された45例を対象とした。【結果】男性31例、女性14例、手術時年齢の中央値は72歳(50歳から82歳)、術後観察期間の中央値は16か月(2か月から79か月)。尿路変更は回腸導管33例、代用膀胱9例、尿管皮膚瘻3例であった。手術時間の中央値は439分(335分から644分)、出血量の中央値は1610ml(470mlから8154ml)。病理結果は尿路上皮癌が36例、扁平上皮癌5例、腺癌2例、小細胞癌1例、癌残存なし(pT0)1例であった。深達度はpTis 7例、pT1 1例、pT2 7例、pT3 15例、pT4 11例とpT3以上が多かった。リンパ節転移は13例(pN1 4例、pN2 9例)であった。術前化学療法は3例に施行、術後補助化学療法症例はなかった。膀胱全摘後1年/3年の癌特異的生存率は77.9%/53.3%、1年/3年の全生存率は73.0%/49.9%であった。T分類別の1年/3年の癌特異的生存率はpT2以下94.4%/70.5%、pT3 76.6%/54.7%、pT4 47.3%/35.8%であった。リンパ節転移別の1年/3年の癌特異的生存率はpN0 81.0%/74.8%、pN+ 73.8%/14.7%であった。【結論】pT3以上の症例およびリンパ節転移症例の予後は不良であり、今後は術前後の化学療法など積極的な集学的治療が必要と考えられた。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:集学的治療

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