演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

函館五稜郭病院における腎盂尿管癌の臨床的検討

演題番号 : P98-3

[筆頭演者]
田端 秀敏:1 
[共同演者]
髙橋 敦:1、野藤 誓亮:1、山本 卓宜:1、橋本 浩平:1、福多 史昌:1、高木 良雄:1

1:社会福祉法人函館厚生院函館五稜郭病院泌尿器科

 

【目的】当科における腎盂尿管癌手術症例の治療成績および再発・予後予測因子について検討した。
【対象と方法】2003年1月から2013年12月の間に当科で腎尿管摘除術を施行した腎盂尿管癌136例について後ろ向きに検討した。術前に転移を有する症例と術前化学療法を施行した症例を除外した。
【結果】手術時平均年齢は70.8±8.8歳で、経過観察期間の中央値は30.3か月(0.3-130.5か月)であった。5年非増悪生存率は62%で、再発転移(膀胱内再発を除く)症例は46例(34%)であった。再発転移までの期間の中央値は9.4か月(0.4-64.7か月)であった。多変量解析では、pT3以上、pN+、リンパ管血管浸潤(LVI)陽性が有意な再発予測因子(P<0.05)であった。5年全生存率および癌特異的生存率は、それぞれ70%、74%であった。多変量解析では、術前CRP高値(>0.4)、pN+、LVI陽性が有意な予後予測因子(P<0.05)であった。膀胱内再発は56例(41%)で認め、膀胱内再発までの期間の中央値は6.8か月(2.7-97.3か月)であった。膀胱内再発の有無は、全生存率、非増悪生存率に対して影響を与えていなかった。
【結論】術前CRP高値とLVI陽性が有意な予後予測因子であった。今後、このような症例に対する術後化学療法導入の検討が必要であると考えられた。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:集学的治療

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