演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

当科における進行性腎細胞癌に対するアキシチニブの治療成績

演題番号 : P97-8

[筆頭演者]
高橋 正幸:1 
[共同演者]
赤澤 早紀:1、大豆本 圭:1、津田 恵:1、楠原 義人:1、森 英恭:1、新谷 晃理:1、香川 純一郎:1、布川 朋也:1、山本 恭代:1、山口 邦久:1、福森 知治:1、金山 博臣:1

1:徳島大学大学院医歯薬学研究部泌尿器科

 

(目的)当科における進行性腎細胞癌に対するアキシチニブの有効性、安全性について評価する。
(対象と方法)2008年1月から2014年2月までに進行性腎細胞癌に対しアキシチニブを投与した27例を対象とした。年齢は36-84歳(中央値70歳)、男性16例(59.3%)、女性11例(40.7%)、腎摘除術有20例(74.1%)、無7例(25.9%)、組織型はclear cell RCC componentを含む症例が21例(77.8%)であった。1st line治療が2例(7.4%)、2nd lineが17例(63%)、3rd line以降が8例(29.6%)であった。初回全身治療時のMSKCC risk分類は、favorable 4例(14.8%)、intermediate 15例(55.6%)、poor 7例(25.9%)、不明1例(3.7%)であった。前治療としてIFN 9例(33.3%)、スニチニブ 9例(33.3%)、ソラフェニブ6例(22.2%)であった。有効性はRECIST ver. 1.1にて評価し、安全性はCTC-AE ver. 4.0で有害事象の評価を行った。
(結果)RECIST判定で、PR 6例(22.2%)、SD 15例(55.6%)、PD 3例(11.1%)、評価不能3例(11.1%)で、アキシチニブ投与期間は中央値225日であった。Clear cell RCCにおいて、1st line+2nd lineで投与された15例と3rd line以降で投与された6例を比較すると、奏効率は40% vs 0%, 腫瘍縮小率23% vs 9.8%, 治療期間323日 vs 145日であった。最良効果判定がPDあるいは評価できなかった症例6例は、sarcomatoid 3例、collecting duct 1例、MTSCC 1例、肝転移4例、初回治療としてPSが悪くトーリセルを投与していた症例が3例含まれていた。
(結論)アキシチニブは日常診療においても高い有効性が示され、早期に使用するほど効果が高い可能性が示唆された。有害事象についても検討し報告する予定である。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:分子標的治療

前へ戻る