演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

当科におけるロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術の経験

演題番号 : P95-5

[筆頭演者]
鈴木 駿太郎:1 
[共同演者]
渡辺 大:1、河野 香織:1、高橋 剛:1、三木 大輔:1、佐藤 竜太:1、秋田 泰之:1、澁谷 忠正:1、安藤 忠助:1、秦 聡孝:1、森 健一:1、住野 泰弘:1、佐藤 文憲:1、三股 浩光:1

1:大分大学医学部腎泌尿器外科学

 

【目的】
現在腎部分切除は小径腎腫瘍に対する標準術式として広く用いられている。今回当科にて施行したロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術(RAPN)の初期治療成績を報告する。
【対象と方法】
2014年2月から2014年11月までにRAPN施行した11例(性別;男性7例、女性4例、患側;右側7例、左側4例)を対象に手術成績、合併症について検討した。経腹膜到達法を10例、後腹膜到達法を1例に選択した。Da Vinci S用のポートは3本とし、アシスタントポート数は1-2本とした。全例total clampとし、central sutureは2-0vicryl CT-2を、腎実質縫合は2-0vicryl CT-1を用いて連続縫合とした。術中迅速病理検査を行い切除断端の確認を行った。
【結果】
年齢は26-78(中央値63)歳、BMIは18.3-30.9(中央値22.9)kg/m2であった。臨床病期はT1aが9例、T1bが2例で、R.E.N.A.L nephrometry scoreは4-10(中央値8)点であった。手術時間は221-449(中央値287)分、コンソール時間は100-295(中央値178)分、出血量は10-350(中央値130)mlであった。術中迅速病理検査にて切除断端陽性が疑われたため再阻血下に追加切除を施行した1例において温阻血時間72分を要したが、他の10例はいずれも30分以内(17-28分)であり、11例の温阻血時間中央値は24分であった。病理組織はclear cell carcinomaが9例、carcinoidが1例、angiomyolipomaが1例であり、明らかな切除断端陽性は認めなかった。術中及び術後合併症を認めず、術後安定期のeGFRの低下率は中央値8.7%であった。
【結語】
当科においてもロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術は安全に導入でき、癌制御、術後腎機能ともに比較的良好な成績であった。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:内視鏡手術

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