演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

鳥取大学におけるロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術の初期経験

演題番号 : P95-3

[筆頭演者]
真砂 俊彦:1 
[共同演者]
弓岡 徹也:1、山口 徳也:1、岩本 秀人:1、森實 修一:1、引田 克弥:1、本田 正史:1、村岡 邦康:1、瀬島 健裕:1、武中 篤:1

1:鳥取大学医学部附属病院器官制御外科学講座腎泌尿器学分野

 

【目的】
当科におけるロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術(RAPN)の初期成績について検討した。
【対象と方法】
2011年8月から2014年10月までの期間にRAPNを施行した30例の手術成績について検討した。最初に患側腎にシングルJステントを留置し、正側臥位にてポートを留置後にドッキングしてコンソール手術を開始。腹腔鏡用超音波を用いて腫瘍の位置および深さを確認し、切除ラインを電気メスでマーキング。腎動脈を腹腔鏡用ブルドック鉗子で遮断して切除を開始。インジゴ生食ステント灌流により腎杯・腎盂の開放を確認して縫合閉鎖。腎髄質および腎被膜の縫合にはV-Locを用い、縫合部にサージセルおよびボルヒールを当てた。
【結果】
男性18例、女性12例、年齢は39-87歳 (平均値:61)、右側15例、左側15例、腫瘍位置により経腹膜アプローチ18例、後腹膜アプローチを12例に施行した。腫瘍径は11-45mm (平均値:21.6)、コンソール時間は123-325分 (平均値:201.6)、腎動脈阻血時間は8.1-53分 (平均値:25)で、うち8例で選択的部分阻血を施行した。出血量は5-155ml (平均値:37.2)であった。1例で術後にClavien grade3の仮性動脈瘤を認めた。他の症例において特記すべき合併症は認めず、全症例の術後腎機能も良好に保たれていた。Zero ischemiaを試みた10例では術中ナビゲーションが効果的であり、8例でsuper selectiveに阻血を行うことができた。
【結語】
RAPNは安全に施行でき、阻血時間の短縮とsuper selectiveな阻血が可能となる点で腎機能温存に寄与する可能性が示唆された。今後さらに症例を重ねて報告する予定である。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:内視鏡手術

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