演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

PET-CT所見で決定した進行子宮頸癌の放射線療法照射範囲と予後

演題番号 : P87-4

[筆頭演者]
鈴木 嘉穂:1 
[共同演者]
蝦名 康彦:1、今福 仁美:1、宮原 義也:1、森田 宏紀:1、山田 秀人:1

1:神戸大学大学院医学研究科外科系講座産科婦人科学分野

 

【目的】進行子宮頸癌において、PET-CT所見により決定した放射線療法照射範囲と予後について検討した。
【方法】2010~2013年の間、根治目的の放射線療法を行った進行子宮頸癌32例のうち28例(中央値71才、範囲43~84才)が、経過観察可能で対象とした。臨床進行期(症例数)は、IB(4)、IIA(2)、IIB(3)、IIIB(17)、IVB(2)であった。治療前のPET-CT所見により、A群[転移なし]16例、B群 [骨盤リンパ節(PLN)転移疑い] 7例、C群 [PLNと傍大動脈リンパ節(PAN)転移疑い] 5例に分類した。A、B群に対して骨盤外照射+内照射を、C群に対してはPAN照射を追加した。17例で同時化学放射線療法が可能であったが、高齢者や合併症のため11例が放射線単独となった。観察期間(中央値14ヶ月)において、再発の有無・部位と予後について調べた。
【成績】10例(36%)が再発し、再発率はA群13%、B群43%、C群80%で有意差 (p<0.01)を認めた。無病生存/担癌生存/原病死は、全体で18/5/5例、A群14/1/1例、B群3/2/2例、C群1/2/2例であった。
【結論】B群においてはPAN再発の頻度が高く、予防的PAN照射が考慮される。一方、C群では多発転移再発の頻度が高い傾向があり、補助化学療法の必要性が示唆される。

キーワード

臓器別:子宮

手法別:放射線治療

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