演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

Colitic cancerの治療経過についての検討

演題番号 : P72-1

[筆頭演者]
三宅 亨:1 
[共同演者]
清水 智治:1、園田 寛道:1、太田 裕之:1、目片 英治:1、河合 由紀:1、遠藤 善裕:2、塩見 尚礼:1、森 毅:1、村田 聡:1、谷 眞至:1

1:滋賀医科大学医学部外科学講座、2:滋賀医科大学医学部看護科

 

現状ではColitic cancerに対する補助療法やフォローアップの方法についても十分なコンセンサスが得られていない。今回、我々は教室で経験したColitic cancerの治療経過について後方視的に検討した。1990年より2015年3月までに83例(緊急19、待機58)の潰瘍性大腸炎の外科治療症例があり8例の癌合併症例を経験した。癌合併例では根治切除可能な症例では腫瘍占拠部位でD3郭清を伴う大腸全摘術・IAA原則として施行し、2010年より腹腔鏡手術を導入している。大腸癌の口側で穿孔した2症例は腹膜炎による合併症で在院死し、腹膜播種転移を認めたStage IV症例は術後2.3年にて死亡した。CurAが得られた5例の術後フォローアップは大腸癌治療ガイドラインに従い行っている。Stage IIの2例の1例に再発を認め術後3.4年で死亡した。Stage IIIaの一例ではカペシタビンによる術後補助化学療法を半年間施行し5年間無再発で経過した。その他2例はStage 0であった。クローン病での癌合併例は2例あり、60歳台女性で発症後2年にて難治性の小腸結腸瘻・狭窄によるイレウスに対して右半結腸切除術を施行した症例では、術後の病理検査にて癌合併が確定した。pSI(ileum), pN0, StageIIで術後カペシタビンによる術後補助化学療法を半年間施行し4年無再発生存中である。40歳の男性で痔瘻癌を合併し初回手術で骨盤内臓全摘術/仙骨合併切除術を施行したが術後3年で再発にて死亡した。術後補助化学療法は2例に経験して原疾患の悪化などを認めず施行可能であった。再発症例での原則標準的化学療法を施行したが症例の蓄積が必要と考える。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:化学療法

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