演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

既治療の切除不能進行胃癌に対する XELOX療法の有用性の検討

演題番号 : P68-6

[筆頭演者]
岡川 泰:1 
[共同演者]
佐川 保:1、田村 文人:1、林 毅:1、藤川 幸司:1、高橋 康雄:1

1:独立行政法人国立病院機構北海道がんセンター消化器内科

 

【背景】
本邦における切除不能進行・再発胃癌に対する標準治療はS-1+シスプラチン併用(SP)療法であり、プラチナ製剤としてシスプラチンが日常診療において汎用されてきた。オキサリプラチンが2014年9月より保険適応の対象となり、シスプラチンに加えてオキサリプラチンが新たに選択肢に加わった。オキサリプラチンの特徴としては大量輸液が不要で外来治療が可能である点の他、シスプラチン耐性を獲得した腫瘍に対して交叉耐性を示さないという点であり、SP療法など標準治療終了後の既治療に対する有用性が期待される。
【目的】
既治療の切除不能進行胃癌に対する XELOX療法の安全性と有用性について検討する。
【対象と方法】
2014年9月から2015年3月にかけて、当院でXELOX療法を行ったS-1/シスプラチン/タキサン製剤/CPT-11投与歴のある症例、または腎機能障害のためシスプラチン投与歴のないもののS-1/タキサン製剤/CPT-11投与歴のある5例を後方視的に検討した。
【結果】
患者背景は年齢中央値(範囲):64歳(60~77)、性別(男/女):1/4、胃切除歴(あり/なし):3/2、測定可能病変(あり/なし):5/0 、転移臓器(腹膜/リンパ節/肝/肺/骨):1/3/4/1/1(重複あり)、転移臓器個数(1/2/3以上):1/3/1、前治療レジメン数(中央値):4(3~5)、1次治療のPFS中央値(範囲):293(154~400)、XELOX療法の奏効割合(RECIST ver1.1) 20%、病勢コントロール割合80%、XELOX療法開始からのPFS中央値:76日、OS中央値:124日であった。主な有害事象(CTCAE v4.0)はGrade2好中球減少(20%)、Grade2貧血(20%)であった。Grade3以上の有害事象は認めず、治療関連死も認めなかった。
【結語】
既治療の進行胃癌に対するXELOX療法は、認容可能であり、一部の症例には縮小効果が得られた。XELOX療法の有用性が示唆された。

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:化学療法

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