演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

進行再発胃癌に対する2次治療以降のcapecitabine併用療法の検討

演題番号 : P68-1

[筆頭演者]
奥屋 俊宏:1 
[共同演者]
佐々木 栄作:1、船坂 知華子:1、山口 津加彩:1、金政 佑典:1、下山 達:1、小室 泰司:1、前田 義治:1、佐々木 常雄:1

1:がん・感染症センター都立駒込病院腫瘍内科

 

【背景】進行再発胃癌に対する化学療法では大腸癌と同様、有効な薬剤を使いきることが重要とされる。また術後補助化学療法の標準治療がS-1となり、その不応例・再発例に対しての治療戦略が問題となっている。【目的・方法】2014年4月から2015年1月に当科で2次治療以降にcapecitabineを含む併用療法を用いた症例を後方視的に検討し、特にS-1治療後の治療ラインとしての有用性を考察する。【結果】対象症例は10例で、全例で前治療のいずれかのラインでS-1あるいはS-1を含む併用療法が使用されている。年齢中央値;55歳(35-77)、男/女;8/2、PS(0/1/2/4);5/5/0/0、組織型(分化型/低分化型);4/6。capecitabine併用療法はXP8例、XELOX2例であり、使用されたラインは2次/3次/4次;7/2/1であった。最大効果はPR1例、SD7例、PD2例で奏効率は10%、病勢コントロ-ル率80%、TTFは78日(42-109)、MSTは218日(211-NA)であった。S-1術後補助療法後の2次治療として施行された6例でのTTF、MSTはそれぞれ84.5日(56-NA)、211日(NA-NA)であった。組織型別での効果の差に有意差はなかったが、PRの1例は分化型であった。治療中止9例中、病勢進行6例、有害事象での中止3例であった。9例中6例(67%)でその後の治療ラインの継続が可能であった。【考察】少数例かつ観察期間の短い検討であるが、S-1使用後の治療ラインとしてcapecitabine併用療法を組み込み得る可能性が示唆された。2015年ASCO-GIでのXParTS試験においてもS-1術後補助療法後のXP療法の有効性が報告されており、今後実地医療において同レジメンの至適症例の選択、至適ラインなど有用性を確立するための検討が必要である。

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:化学療法

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