演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

岡山医療センターにおける前立腺癌無治療経過観察症例の検討

演題番号 : P5-7

[筆頭演者]
山崎 智也:1 
[共同演者]
津島 知靖:1、藤田 竜二:1、大岩 裕子:1

1:独立行政法人国立病院機構岡山医療センター泌尿器科

 

【緒言・目的】比較的進行が緩徐である前立腺癌においては低リスク前立腺癌に対するPSA監視療法の普及に認めらるように近年, 無治療経過観察を行う症例も増加している。今回我々は当院で無治療経過観察を行った前立腺癌患者(High risk症例も含む)の検討をretrospectiveに行ったので報告する。
【対象と方法】2007年1月~2013年12月までに当院で前立腺癌と診断し無治療経過観察を行った47症例(年齢中央値 76歳,観察期間, 中央値 40ヶ月)を対象とし, 追加治療の有無生存率(Overall Survival・Cancer specific survival)を検討した。
【結果】NCCNのrisk分類別ではVery low risk 5例, Low risk 19例, Intermediate risk 16例, High risk 7例。無治療経過観察を選択した理由に関しては本人希望37例, 併存症によるもの10例であった。追加治療を行った症例は15例(32%), 追加治療の内訳は手術(前立腺全摘除術)5例, 放射線療法3例, ホルモン療法 7例, 癌死症例は0例, 他因死症例は3例, OS(5年)は100%, CSS(5年)は85.0%であった。
【結論】当院で無治療経過観察を施行した症例は本人の希望もしくは併存症に伴うものであったが, 癌死症例は認めなかった。観察期間および症例数は不十分であるが, 無治療経過観察は有効な選択肢の一つであると考えられ, 患者の希望や症例に応じて積極的に選択してよいものであると思われた。

キーワード

臓器別:前立腺・男性生殖器

手法別:QOL

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