演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

当院における前立腺全摘術後の救済放射線療法の検討

演題番号 : P42-8

[筆頭演者]
糠谷 拓尚:1 
[共同演者]
白木 良一:2、深谷 孝介:2、石瀬 仁司:3、深見 直彦:2、日下 守:2

1:南生協病院、2:藤田保健衛生大学病院泌尿器科、3:西知多医療厚生組合知多市民病院

 

【目的】前立腺全摘術(RP)後のPSA再発に対する救済放射線療法(sRT)の有効性について検討した。
【対象と方法】2006年~2014年に前立腺全摘術後(RP)のPSA再発に対して救済放射線療法(sRT)を施行した41例を対象とした。照射範囲は前立腺床で、照射線量は2Gy/日×32-36回で総量64-72Gyである。sRT前後の内分泌治療例は除外し、sRT後の再発はPSA 0.2ng/ml以上とした。
【結果】sRT時の年齢は平均 70 ( 50-79 ) 歳、sRT前のPSA値は平均 0.31 ( 0.15 - 2.65 ) ng/ml、病理診断はGleason score (GS) 6:6例、GS 7:16例、GS 8:13例、GS 9:6例、病期はpT2a : 8例、pT2b : 9例、pT2c : 13例、pT3a/b : 11例、 断端陽性は19例、精嚢浸潤は6例、脈管浸潤は19例。手術からsRTまでの期間は平均 9 ( 3-49 ) ヶ月、sRT後の観察期間は平均 32 ( 5-90 ) ヶ月、再発は15例。sRT後の非PSA再発率は1年、3年、5年で各々77.8%、58.5%、58.5%。sRT後のPSA再発の予測因子はsRT前のPSA値 (p = 0.04 )、RP後のPSA nadirまでの期間 ( p = 0.04 )、PSA doubling time (PSADT) ( p = 0.05 ) であった。
【考察】前立腺全摘術後のPSA再発に対する救済放射線療法は有効であると考えられた。sRT前のPSA値、RP後のPSA nadirまでの期間、PSA doubling time (PSADT)が、sRT後のPSA再発の予測因子として影響を認める傾向であったが、更なる症例の蓄積及び長期的な検討が必要であると考えられた。

キーワード

臓器別:前立腺・男性生殖器

手法別:放射線治療

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