演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

当院におけるロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術の初期経験

演題番号 : P42-3

[筆頭演者]
山下 与企彦:1 
[共同演者]
小山 花南江:1、白戸 玲臣:1、東 浩司:1、岡 明博:1

1:市立宇和島病院泌尿器科

 

【目的】当院においては2014年7月よりda Vinci Sを用いたロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術を開始した。今回2015年3月までに施行した初期30例の経験を報告する。
【対象および方法】2014年7月から2015年3月までに当院にて施行された30例を対象とした。年齢中央値:70歳(61~75歳)、治療前PSA値:5.76ng/ml(2.05~35.09ng/ml)、臨床病期:T1c 15例、T2a 11例、T2c 1例、T3a 3例であった。D´Amico分類で高リスク群にはいり、PSA 30ng/ml以上で臨床病期3aかつGleason score>8であった2例については仙骨前面まで郭清する拡大リンパ節郭清を行った。5例に両側神経温存を施行した。
【結果】手術時間中央値:342分(266~462分)、コンソール時間中央値:275分(169分~380分)、術中出血量(尿込み)中央値:220ml(50~1000ml)、摘除組織重量中央値:36g(17~82g)。病理組織学的診断:T2a 11例、T2c 10例、T3a 8例、T3b 1例であった。切除断端における癌浸潤(RM1)を6例に認めた。合併症としてポート部の腹壁瘢痕ヘルニアを1例に認めた。開腹移行症例はなかった。術後1か月でのPSA中央値は、0.01ng/ml(0.01~1.44ng/ml)であった。
【考察】腹腔鏡下前立腺摘除術の経験もあり、比較的問題なくロボット支援腹腔鏡下手術の導入が行えた。手術時間がまだ長く、治療成績向上のため今後更なる手術手技の向上が必要である。

キーワード

臓器別:前立腺・男性生殖器

手法別:内視鏡手術

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