演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

当院におけるロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術の治療成績

演題番号 : P42-1

[筆頭演者]
兼平 貢:1,2 
[共同演者]
五十嵐 大樹:1、加藤 廉平:1、松浦 朋彦:1、加藤 陽一郎:1、岩崎 一洋:1、高田 亮:1、杉村 淳:1、大森 聡:1、金子 卓司:2,3、阿部 貴弥:1、小原 航:1

1:岩手医科大学泌尿器科、2:岩手県立久慈病院泌尿器科、3:金子クリニック

 

当院では2013年5月より限局性前立腺がんに対しロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術(RALP)を導入している。これまで行っていた開腹での恥骨後式前立腺全摘除術(RRP)との治療成績について比較し、RALPの有益性について検討する。
RALP導入後から2015年3月までに施行した145例と、当科関連施設でRRPを2001年8月から2015年3月までに施行した106例について、年齢、PSA、手術時間、出血量、切除断端陽性率、生化学的再発、術後尿禁制獲得率等について比較検討した。生化学的再発は術後PSA値が0.2ng/mlを超えて上昇、0.2ng/mlより低下しない場合は手術日を再発日とした。尿禁制は使用パッド1枚/日以下と定義した。
RALP、RRPそれぞれ、平均年齢は65.4歳、65.3歳、平均PSA値は8.4ng/ml、8.1ng/mlで有意差はなかった。平均手術時間は205分、227分、平均出血量は114ml、1315mlでRALPはRRPに比べて有意に出血量が少なかった。切除断端陽性率は24.1%、20.2%、1年の生化学的非再発率は88.8%、86.3%で有意差はなかった。術後1か月の尿禁制獲得率は42.6%、33.3%で術後尿禁制の回復はRALP術後のほうが勝っていた。
RALPはRRPと同等の制癌効果が得られ、RRPよりも手術侵襲が少なく安全に施行可能な術式と考えられる。術後尿禁制についても良好な結果が得られた。

キーワード

臓器別:前立腺・男性生殖器

手法別:内視鏡手術

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