演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

卵巣癌に対するbevacizumabを使用した32例の報告

演題番号 : P36-4

[筆頭演者]
氏平 崇文:1 
[共同演者]
荻島 大貴:2、藤野 一成:1、楠木 総司:1、杉森 弥生:2、金田 容秀:3、木村 美葵:1、太田 剛志:1、寺尾 泰久:1、竹田 省:1

1:順天堂大学医学部附属順天堂医院産婦人科、2:順天堂大学医学部附属練馬病院産科婦人科、3:順天堂大学医学部附属静岡病院産婦人科

 

目的
bevacizumabは、本邦において2013年11月に卵巣癌治療薬として保険承認されたVEGF阻害薬である。これまでにおいて32例の卵巣癌の患者に対して使用し、その有効性と副作用について報告する。
対象
順天堂医院および順天堂大学練馬病院の二施設で2014年3月から現在までに初回治療、再発治療で使用した32例について後方視的に有効性と副作用を検討した。
成績
32例の平均年齢は61.2歳で、初回治療として7例、再発治療として25例に使用した。初回治療の臨床病期分類はステージⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳが各々、0例、1例、6例、0例であり、初回治療終了時の効果はCR6例、PD1例(観察期間の中央値7.9±3.9ヶ月)であった。再発治療25例の臨床病期分類はステージⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳが各々3例、1例、14例、7例であり、プラチナ感受性群7例の効果判定はCR1例、PR5例、SD1例であった(観察期間中央値5.2±2.4ヶ月)。プラチナ抵抗性群は18例で効果判定はCR1例、PR7例、SD4例、PD4例(5.1±2.4ヶ月)であり、プラチナ抵抗性群でも高い奏効率を示した。G3以上の有害事象は、消化管穿孔1例 脳血管障害2例、高血圧2例、縫合不全1例であった。
結果
bevacizumabは本邦で承認されて間もないが、高い奏効率を有し、比較的安全な再発卵巣癌のサルベージ治療として有効な薬剤と考えられた。

キーワード

臓器別:卵巣

手法別:化学療法

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