演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

婦人科進行・再発癌症例に対する全分割TC毎週投与療法の有効性

演題番号 : P34-8

[筆頭演者]
西脇 邦彦:1 
[共同演者]
片山 英人:1、加藤 育民:1、高橋 知昭:1、市川 英俊:1、寶田 健平:1、千石 一雄:1

1:旭川医科大学産婦人科学講座

 

【目的】婦人科領域においても、進行、再発癌の多くの患者は治癒が困難であり、治療目的はQOL維持が優先されるべきである。子宮頚癌、体癌、卵巣癌何れのガイドラインにおいても化学療法は推奨されるが、症状緩和とそれによる全生存期間の延長を期待するものと言える。そのため毒性の少ない単剤療法が選択されることが多いが、今回我々は全分割TC(パクリタキセル60~80mg/m2、カルボプラチンAUC2)毎週投与法による、再発・進行癌患者に対する治療の成績を検討し、報告する。
【方法】2005年から2014年までの10年間、当科で治療した子宮頚癌、体癌、卵巣癌患者の内寛解期間無く病原死した患者、及び再発のため病原死した患者に対して全分割TC毎週投与法を行った群を抽出、治療成績を後方視的に検討した。
【成績】42例の患者群を抽出(頚癌12例、体癌7例、卵巣癌及び腹膜癌23例)した。このうち19例は高齢、全身状態不良(PS3以上)、合併症等の理由で、術後初回化学療法レジメンに標準治療とは異なる全分割TC療法が選択された。成績はPR5例、CR2例、PD9例、骨髄抑制による治療中断が3例と比較的良好であった。しかしCR、PRの奏功群も全例再発している。
また、他レジメン後に何らかの理由で全分割TC療法が選択された群が23例、成績はCRが3例、PD14例、5例が骨髄抑制ないし本人都合による中断であった。
【結論】全分割TC療法は、推奨される化学療法が困難な症例に対しても、有効性を期待できる。

キーワード

臓器別:卵巣

手法別:化学療法

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