一般演題 (示説)
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産褥1カ月間に急速に増大したdysgerminomaの1例 演題番号 : P33-1
1:大和高田市立病院医局
産褥1カ月間に急速に増大したdysgerminomaの1例を経験したので報告する。症例患者:30代前半 妊娠歴:1回経妊1回経産 既往歴:特記事項なし 家族歴:特記事項なし 現病歴: 妊娠初期には経腟超音波検査にて両側卵巣の腫大を認めなかった。妊娠40週0日に自然頭位分娩となった。2704g 男児 Ap9/10であった。産褥4日の退院診察にて経腟超音波検査にて両側卵巣の腫大を認めなかった。産褥1カ月健診にて右卵巣の約9cm大の腫大を認めた。MRIにてT1強調画像にて等信号、T2強調画像にてやや低信号を示し、造影効果が乏しいことから、線維腫やBrennerが疑われた。悪性腫瘍の可能性も念頭に入れ、腹式右付属器切除術を施行した。腫瘍は周囲との癒着はなく、表面は平滑であった。破綻させずに切除した。腫瘍の一部は卵巣表面に露出している部分を認めた。病理組織検査結果はdysgerminomaであった。化学療法BEPを施行し、6ヵ月経っているが、現時点では再発を認めていない。
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