演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

Pazopanibが奏功し良好に経過している 会陰原発近位型類上皮肉腫の一例

演題番号 : P146-12

[筆頭演者]
三阪 高春:1 
[共同演者]
砂田 和幸:2、岸本 真:3、新村 弥生:4、公平 誠:5

1:霧島市立医師会医療センター内科、2:霧島市立医師会医療センターがん診療支援室、3:霧島市立医師会医療センター薬剤部、4:霧島市立医師会医療センター外来化学療法センター、5:独立行政法人国立がん研究センター乳腺・腫瘍内科

 

症例は20歳代男性。平成23年 会陰部の皮下腫瘤を自覚。同年11月近医泌尿器科で切除術施行し会陰原発近位型類上皮肉腫と診断された。平成25年3月会陰部に局所再発し切除術。当年5月に再度再発し切除術。同年6月に局所再発+鼠径リンパ節転移出現。同年9月にAI療法(Adriamycin+ifosfamide)導入。無効と判断され同年10月に実家のある当地での療養をすすめられ当院紹介受診となった。来院時の腫瘍径は69mm、DTIC2サイクル施行後腫瘍径は80mmに増大し無効と判断した。平成26年1月よりPazopanib800mg開始。良好な抗腫瘍効果を認め、平成27年3月時点で縮小効果は持続、腫瘍径は37mmまで縮小している。類上皮肉腫ではCA125が上昇することが知られており、前医でCA125の上昇を認めていたが、現在は正常範囲内で推移している。当院初診時は座位保持が不可能であったが、現在では自動車の運転なども可能、日常の活動性が著名に改善している。有害事象は毛髪の変化(白髪)、Gr1の全身倦怠、Gr2の好中級減少が認められ、有害事象に合わせて800mg~600mgで投与調節を行っている。これまでウイルス感染症で2週間の休薬を行ったのみで、他有害事象等で休薬を行うことなく投与が継続されている。本症例は稀で治療の困難な予後不良の疾患であるが、Pazopanibが奏功しており、臨床経過を報告する。

キーワード

臓器別:骨軟部

手法別:分子標的治療

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