演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

当院における膵臓癌診断契機と特徴

演題番号 : P135-1

[筆頭演者]
平山 敦:1 
[共同演者]
宮川 宏之:1、長川 達哉:1、岡村 圭也:1、奥 大樹:1、北川 翔:1

1:北海道厚生農業協同組合連合会JA北海道厚生連札幌厚生病院第2消化器科

 

[目的]2008年1月から2013年7月までに当院で膵臓癌と診断した症例について検討し、膵臓癌の診断契機、早期発見された症例などの特徴について検討し、早期診断の精度向上と効率化に関して考察した。[方法]2008年1月から2013年7月までに当院で膵臓癌と診断し、病歴(既往~発症~転帰)が検索できた221例について、発見契機、診断時の膵臓癌の部位、サイズ、Stage、また糖尿病(DM)、IPMN、慢性膵炎の合併の有無、癌の既往について検討した。[結果]膵臓癌221例のうち、発見契機の内容はDM経過観察中の変化(DM増悪以外)が67例、DM増悪が31例、ドッグUSが30例、IPMN経過観察中の変化が37例、CP経過観察中の変化が9例、他癌経過観察中の変化が41例、腹痛 背部痛が36例(急性膵炎8例)、黄疸が23例(一部重複症例あり)であった。診断時の膵臓癌の状態はStageIVb 76例、StageIVa 71例、StageIII 35例、StageII 1例、StageI 32例、Stage0 6例、TS4 6例、TS3 40例、TS2 86例、TS1 89例、またそのうちCISは6例、IPMCは11例であった。TS1膵癌89例の発見契機はDM経過観察中の変化(DM増悪以外)が19例、DM増悪が10例、ドッグUSが12例、IPMN経過観察中の変化が19例(IPMC 10例)、CP経過観察中の変化が4例、他癌経過観察中の変化が14例、腹痛 背部痛が16例(急性膵炎7例)、黄疸が11例(一部重複症例あり)であった。DM経過観察例では定期的な画像や採血検査が行われていないことが多かった。IPMN経過観察でTS1併存癌を発見した画像検査はいずれもMRCPであった。ドッグUSによる病巣直接診断は膵体部癌が多く、膵頭部癌は主膵管拡張など間接所見が多く、膵尾部癌は発見時点で全症例StageIVbであった。[結論]膵臓癌診断のうちDM経過観察、IPMN経過観察、ドッグUS+採血での異常が発見契機となっていることが多く、早期発見のために重点的に経過を追跡すべきと考えられた。

キーワード

臓器別:膵臓

手法別:診断

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