演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

胆嚢神経内分泌癌に対する根治術後に早期再発を認めた一例;術後補助化学療法の検討

演題番号 : P133-7

[筆頭演者]
竹谷 園生:1 
[共同演者]
内野 馨博:1、平湯 恒久:1、塩田 浩二:1、和田 義人:1、島 一郎:1、谷脇 智:1、宋 宏伸:1

1:社会医療法人共愛会戸畑共立病院外科

 

今回我々は胆嚢腺内分泌細胞癌の一例を経験した。症例は55歳女性、既往歴等に特記すべきことは無い。腹腔鏡下胆嚢摘出生検にて胆嚢腺内分泌細胞癌の診断を得た。根治手術を追加し癌の遺残は認められなかった。術後補助化学療法は施行しなかった。根治切除後第182病日に画像検査で腹腔動脈リンパ節の節転移性再発を認めた。消化管神経内分泌腫瘍の中でも低分化な神経内分泌細胞癌は発生母地に関わらず予後は不良である。これらに対してNCCNガイドラインでは小細胞肺癌に準じたレジメによる加療が推奨されている。しかし、胆嚢神経内分泌癌は比較的まれでありその適応の可否は不明である。2000年以降、根治切除を行った胆嚢神経内分泌細胞癌の報告は50例ある。周術期に補助化学療法を行わなかった症例では38%が報告時に無再発であるが、補助化学療法を行った症例は33%の無再発率に留まった。しかし、小細胞肺癌に準じた化学療法を加えた症例では50%が無再発であった。母数は少ないため一概な結論は導けないが、胆嚢腺内分泌細胞癌根治術後に対しても小細胞肺癌に準じた補助化学療法は考慮されるべきかも知れない。

キーワード

臓器別:胆嚢・胆道

手法別:化学療法

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