演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

肝外胆管癌の手術治療成績の検討

演題番号 : P133-5

[筆頭演者]
山奥 公一朗:1 
[共同演者]
青山 徹:1、里吉 哲太:1、渥美 陽介:1、村川 正明:1、金澤 周:1、樋口 晁生:1、大島 貴:2、塩澤 学:1、利野 靖:2、益田 宗孝:2、森永 聡一郎:1

1:地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター消化器外科、2:横浜市立大学外科治療学

 

【目的】
肝外胆管癌の手術治療成績を明らかにすること。
【対象と方法】
2007年1月から2013年12月に当科で根治手術を目的に切除を施行された肝外胆管癌50症例。
1.術後合併症との関連:検討項目は、BMI(25> vs ≧25 )、小野寺式PNI(Inflammation-bases prognostic score)(45≦ vs <45)、ASA-PS(2≧ vs ≧3)、手術時間min(500≧ vs >500)、 SAS (Surgical Apar Score)(5< vs ≦5)、輸血の有無。Clavien-Dindo分類でGrade2以上を合併症ありとした。
2.再発予後との関連:検討項目は、術前CEA(5> vs ≧5)、術前CA19-9(37> vs ≧37)、三木のGPS (Prognostic nutritional index) (A,B vs C,D)、占拠部位(肝門,上部胆管 vs 中下部胆管)、組織型(tub1,2,pap vs por,muc)、発育形態(膨脹型 vs 浸潤型)、最大腫瘍径(30≧ vs >30)、T因子(T1,2 vs T3,4)、脈管侵襲の有無、リンパ節転移の有無、術後合併症の有無、病理組織学的断端。
【結果】
年齢中央値70.5歳、男女比は37:13。肝門上部胆管癌:中下部胆管癌が17:33例。UICC Stage I:II:IIIが23:10:17例。術後合併症は38例(76.0%)に認め、在院死亡は1例(2.0%)であった。病理学的断端陽性は10例(20.0%)であった。再発は19例(38.0%)に認めた。
1.術後合併症との関連では、いずれの因子も有意差を得られなかったが、輸血有り症例で合併症を生じ易い傾向にあった(p=0.055)。
2.再発との関連では、CA19-9≧37 (p<0.001)、GPS C,D(p=0.042)、組織型por,muc(p=0.036)、T3/4(p=0.006)、N+(p=0.019)、病理学的断端陽性(p=0.001)が単変量解析で有意差を得られた。多変量解析ではCA19-9高値(p=0.049)、GPS C,D(p=0.025)、T3/4(p=0.041)が独立した再発危険因子であった。
予後との関連では、CA19-9≧37 (p=0.008)、GPS C,D(p=0.005)、組織型por,muc(p=0.023)、N+(p=0.025)、病理学的断端陽性(p=0.002)が単変量解析で有意差を得られた。多変量解析では、GPS C,D(p=0.005)、リンパ節転移有り(p=0.025)が、独立した予後不良因子であった。
【結語】
肝外胆管癌では、再発に関し、CA19-9、三木式GPS、T因子が重要な因子であった。また、予後因子としてGPSとリンパ節転移の有無が重要であると思われた。

キーワード

臓器別:胆嚢・胆道

手法別:手術療法

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