演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

Imatinib内服にて再発後10年間長期生存中の胃GIST術後再発の1例

演題番号 : P130-7

[筆頭演者]
甲斐 正徳:1 
[共同演者]
平山 佳愛:1、津田 康雄:1、吉屋 匠平:1、武谷 憲二:1、木村 和恵:1、古賀 聡:1、井口 詔一:1、鳥井ケ原 幸博:1、坂野 高大:1、皆川 亮介:1、梶山 潔:1

1:飯塚病院外科

 

【はじめに】高リスクのGISTは高率に再発し、肝転移や播種再発が多いと考えられている。今回我々は、胃GIST術後の播種再発に対して、imatinibを使用して、長期に生存中の症例を経験したので報告する。
【症例】60歳代男性、2002年に胃GISTの診断で胃部分切除施行。術後病理ではc-kit+、CD34+のGISTでhigh risk群の診断でフォロー中、2005年(術後3年目)のCTで播種再発を認め、同年5月よりimatinib 400mg内服開始。全身皮疹などの有害事象のために一時的に中止した事もあったが、大きな有害事象はその他に認めず、概ね内服継続でき2015年現在もimatinib 400mg内服継続中であるが、再発後現在まで特に再発による症状は認めていない。
【考察】GIST再発に対する治療は、可能ならば切除が最も成績が良い。また、GISTの再発形式としては肝転移が最も多く、次いで局所再発(約20%)である。肝転移は切除の良い適応であるが、播種は切除を選択するのに迷うことが多いと考えられる。自験例でも化学療法を選択したが、imatinibの長期生存症例も報告されており、今後は手術と化学療法を組み合わせた集学的治療がさらに重要になってくると考えられる。

キーワード

臓器別:GIST(消化管間質腫瘍)

手法別:分子標的治療

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