演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

イマチニブが長期にわたり有効な腹膜播種を伴う小腸GISTの1例

演題番号 : P130-6

[筆頭演者]
尾嶋 仁:1 
[共同演者]
深井 康幸:1、小澤 大悟:1、小川 敦:1、佐野 彰彦:1、持田 泰:1

1:群馬県立がんセンター消化器外科

 

(はじめに)R2手術後にイマチニブを7年間長期投与しCRとなり、投薬中止後再燃に対してイマチニブ再投与で腫瘍コントロールできている症例を経験したので報告する。
(症例)40歳男性。30歳の時腹痛、腸閉塞症状で近医受診、精査にて骨盤内腫瘍で紹介となる。悪性リンパ腫疑いで開腹リンパ節生検施行したが確定診断つかず、経皮的生検施行、 c-kit 陽性、CD34陽性でGISTと診断され手術施行した。開腹所見は、空腸原発の小児頭大のGISTでS状結腸から直腸、膀胱、盲腸、回腸に直接浸潤しており腹腔内に粟粒大の小結節を多数認め腹膜播種であった。腫瘍摘出、ハルトマン手術、小腸、盲腸部分切除術施行、膀胱浸潤部は一部癌遺残となった。術後イマチニブ400mg開始、外来で経過観察。術後7年間イマチニブ服用、再発を認めなかった。根治したと判断し、人工肛門閉鎖術、下行結腸-直腸吻合、癒着剥離術施行した。術後イマチニブなしで経過観察、術後9ヶ月目のMRIで骨盤内多発軟部腫瘤を認め再発の診断でイマチニブ400mg再開した。
再開後1ヶ月目のMRIで再発腫瘤は縮小、術後2年目MRIでは直腸右側の縮小した腫瘤1箇所のみとなり、現在イマチニブ同量で経過観察中である。
(まとめ)今回の症例では、今後CR状態になっても有害事象が出現しない限りイマチニブ投与を継続する予定である。

キーワード

臓器別:GIST(消化管間質腫瘍)

手法別:集学的治療

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