演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

腟壁GISTに対して局所切除を2回行った1例

演題番号 : P130-4

[筆頭演者]
青木 敬宏:1 
[共同演者]
杉崎 聰一:1、高橋 慎一朗:1、太田 雄治郎:1、西田 祥二:2

1:佐久市立国保浅間総合病院産婦人科、2:佐久市立国保浅間総合病院外科

 

Gastrointestinal stromal tumor( GIST )は、主に消化管、腸間膜に発生する腫瘍で、それ以外に発生することは極めて稀である。今回、我々は腟壁に発症したGISTの症例を経験したので報告する。
症例は76歳女性、3経妊2経産。腟入口部に腫瘤を触知したため近医産婦人科を受診,経腟的に生検を行ったところ止血困難となり、当院に同日紹介受診となった。後腟壁から突出する3cmの可動性良好な腫瘤を認め、直腸診・内診上は腫瘤と直腸の連続性は明らかではなかった。前医・当院の組織診とも、組織の壊死傾向が強いために診断がつかず、治療と診断のために経腟的に腫瘍摘出術を行った。
病理組織学的にはcigar様の細長い、やや腫大した核を有する紡錘形細胞の増殖を認め,免疫染色でc-kit・CD34陽性、GISTと診断した。核分裂像は19/50HPF、Fletcher分類・Miettinen分類ともにhigh riskと分類されたため、術後からイマチニブメシル酸塩400mg/日 内服開始した。200mg/日まで減量しても、Grade2の悪心・発心の副作用認めたため、摘出術より9か月で内服中止としたが、中止後2年6か月で局所再発した。
また同様に経腟的に腫瘍摘出術を行い、再度イマチニブメシル酸塩100mg/日 で治療再開したが、1年11か月たった現在、内服継続が困難となる副作用も認めず、再発もしていない。

キーワード

臓器別:GIST(消化管間質腫瘍)

手法別:手術療法

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