演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

当科における進行再発大腸がんに対するロンサーフ使用経験

演題番号 : P123-10

[筆頭演者]
野中 亮児:1 
[共同演者]
大西 直:1、藤江 裕二郎:1、西田 謙太郎:1、橋本 和彦:1、藤田 正一郎:1、藤田 淳也:1

1:NTT西日本大阪病院外科

 

背景
進行再発大腸がんに対する薬物療法は近年、飛躍的に進歩を遂げており、新たにTAS-102が登場した。TAS-102はトリフルリジン(FTD)とチピラシル塩酸塩(TPI)を配合した経口のヌクレオシド系抗悪性腫瘍剤である。TPIはFTDの分解に関与するチミジンホスホリラーゼを阻害し、FTDの血中濃度を維持し、FTDがDNAの複製時にチミジンの代わりに直接DNA鎖に取り込まれ、DNAの機能障害を引き起こして抗腫瘍効果を発揮すると言われている。TAS-102の治療成績については国内で実施された臨床第Ⅱ相試験の結果が報告されている。当院にて施行したTAS-102の治療成績について報告する。
対象と方法 対象は進行再発大腸癌に対して3次治療以降にTAS-102を施行した6症例。ロンサーフを体表面積にあわせ35mg/m2 回にて1日2回経口投与した。
結果 6症例の年齢中央値は65歳(53-68)。PSは0が3例、1が3例。治療効果はCR/PR/SD/PD=0/0/4/2 であった。主な副作用は好中球減少、嘔気であり、発現率はそれぞれ50%、33%であった。Grade3以上は好中球減少 2例、67%で休薬、減量をおこなった。治療関連死亡は認めなかった。
結語
TAS-102は標準治療終了後の患者に対し非血液毒性が少なく、比較的使用しやすい薬剤と考えられるが、更なる検討が必要である。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:化学療法

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