演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

切除不能再発大腸癌のthird line治療としてのロンサーフの有用性について

演題番号 : P123-9

[筆頭演者]
河原 秀次郎:1 
[共同演者]
渡辺 一裕:1、共田 光裕:1、北條 誠至:1、秋葉 直志:1、矢永 勝彦:2

1:東京慈恵会医科大学附属柏病院外科、2:東京慈恵会医科大学附属病院外科

 

【緒言】切除不能再発大腸癌に対する化学療法は、大腸癌治療ガイドラインにfirst line, second line, third line, fourth line治療が示されている。最近認可されたロンサーフはsalvage lineとしての使用が推奨されているが、その効果について詳細な報告例はまだない。
今回我々はロンサーフをsalvage lineとthird lineで使用しその有効性について検討したので報告する。
【対象および方法】2014年9月から2015年4月に切除不能再発大腸癌に対する化学療法としてロンサーフを投与した8例を対象にロンサーフの有効性について検討した。
【成績】対象症例8例(男5例、女3例)の平均年齢は71.3 (64-78)歳で、肝転移3例、肺転移3例、腹膜播種2例であった。third lineで投与したのは6例で、salvage lineで投与したのは2例であった。salvage lineで投与した2例は、投与後の病状増悪のため1クールしか投与できなかった。third lineで投与した6例は全例が3クール以上投与でき、2例にCEAの低下がみられた。Grade 3以上の有害事象例はみられなかった。
【考察】ロンサーフには即効的な治療効果はなく、3クール以降にその臨床的効果が発現するものと考えられた。今後集積した症例による解析が必要ではあるが、治療期間があまり期待できないsalvage lineよりもthird lineからロンサーフを投与する方が、その有効性が期待できるものと考えられた。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:臨床試験

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