演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

進行再発大腸癌に対するレゴラフェニブの有用性と安全性

演題番号 : P123-4

[筆頭演者]
菅野 伸洋:1 
[共同演者]
大田 貢由:1、山田 淳貴:1、加藤 綾:1、小笠原 康夫:1,4,5、中川 和也:1、諏訪 宏和:1、石部 敦士:2、渡邊 純:3、大島 貴:4、市川 靖史:5、利野 靖:4、國崎 主税:1、益田 宗孝:4、遠藤 格:2

1:横浜市立大学附属市民総合医療センター消化器病センター外科、2:横浜市立大学附属病院消化器・腫瘍外科、3:国家公務員共済組合連合会横須賀共済病院外科、4:横浜市立大学附属病院外科治療学、5:横浜市立大学附属病院がん総合医科学

 

(背景)治癒切除不能進行・再発大腸がんに対する3次治療以降に用いられるレゴラフェニブが承認されて2年が経過した。
(目的)レゴラフェニブの使用経験から有効性と安全性を検証する。
(対象)2013年8月から2015年4月までに、レゴラフェニブを用いて治療を行った進行再発大腸癌15例。
(方法)3週投与1週休薬の予定で開始、原則的に毎週外来通院して経過を観察し、適宜有害事象に応じて減量、休薬をおこなった。
(結果)女性10例(67%)、男性5例。年齢は44~81歳(med:66歳)、PS1:12例(80%)、PS2:3例であった。治療コースは、3rd line 7例、4th line 7例、5th line 1例、全例で前治療にL-OHPとCPT-11を用いたレジメンを使用していた。K-RAS変異は野生型 9例(60%)、変異型 6例であった。野生型の9例全例で前治療に抗EGFR抗体を用いたレジメンを使用していた。薬投与開始量は、80mg 3例、120mg 1例、160mg 12例。120mgと160mgで始めた13例のうち、6例(46%)で経過中に減量を、80mgで始めた3例のうち1例で増量を行った。総投与日数は、12~133(med:28)日、治療期間は12~294(med: 48)日、8週を越えて投与できた症例を4例(27%)認めた。
G3以上の有害事象を11例(73%)に認め、HFSが6例(40%)、多形紅班2例(13%)、高血圧1例、高Bil血症1例、肝機能障害1例(G4)であった(重複なし)。全グレードでは、主に肝機能障害9例(60%)、HFS10例(67%)、多形紅班3例(20%)を認めた(重複あり)。中止理由は、有害事象による中止7例(肝機能障害(G4)1例、多形紅班3例、HFS 2例、高血圧1例)、増悪中止5例であった。3例は治療継続中で、本治療後に行われた治療はBSC 7例、FOLFOX6 再導入1 例、TAS-102 4例であった。
(結語)HFS、肝機能障害といった特有な有害事象が早期から生じやすく注意深いモニタリングが必要であるが、適宜休薬し早期に減量を行うことで、長期投与しSDを維持できる症例が認められた。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:化学療法

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