演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

進行・再発大腸癌サルベージラインにおけるregorafenib, TAS-102の治療成績

演題番号 : P123-1

[筆頭演者]
太田 光彦:1,2 
[共同演者]
楠本 哲也:1,2、楠元 英次:1,2、堤 敬文:1,2、橋本 健吉:1,2、江頭 明典:1,2、坂口 善久:1,2、池尻 公二:1,2

1:独立行政法人国立病院機構九州医療センター消化器センター外科、2:独立行政法人国立病院機構九州医療センター臨床研究センター

 

【背景と目的】レゴラフェニブ(REG)とTAS-102は、標準化学療法施行後に病勢進行が認められた進行・再発大腸癌患者に対して生存期間延長効果を示し (CORRECT, CONCUR, J003, RECOURSE)、サルベージラインで適応されている。これらの有用性と投与の実態を検討した。【対象と方法】2013年6月から2015年3月までに進行・再発大腸癌25例 にREG(24例)またはTAS-102(5例)が投与された。単施設・後ろ向きに、有効性・安全性を解析した。【結果】1)年齢中央値62 (32-76) 歳、PS0/1/2; 15/9/1例、KRAS wild/mutant 17/8例、REG治療は3/4/5/6/7/9th line 9/10/3/1/1/1例。2)REG: CR/PR/SD/PD/NE 0/1/7/10/6例、ORR4.1%, DCR33.3%. TAS-102: 0/1/1/2/1例、ORR20.0%, DCR40.0%. なお腹膜病変に有効で同一例の肝転移にPDの症例が3例みられた。3)REG: PFS 2.6か月、OS(MST) 7.5か月。TAS-102: PFS 2.3か月、OS (MST)は未到達であった。4)REG初回投与量は160/120/80/40mg 13/9/1/1例(54/38/4/4%)で、投与量調整は21例(87.5%)に行われ、減量は50%, 中止は75.0%であった。5)有害事象では、REG: 肝機能障害と手足症候群の頻度が高く、Grade 3以上の有害事象は、手足症候群16.7%, 肝機能障害4.2%, 血小板減少4.2%, 下痢4.2%, TAS-102: 骨髄抑制が主で重篤な有害事象は認められなかった。
【考察】REGとTAS-102により3次治療以降の病勢制御と生存期間延長が得られると期待される。両薬剤、特にREGの有害事象は多彩で、投与量の調整等そのマネジメントに習熟する必要がある。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:化学療法

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