演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

胃壁内発育型GISTに対する腹腔鏡下胃部分切除術の工夫

演題番号 : P88-11

[筆頭演者]
平松 良浩:1 
[共同演者]
菊池 寛利:1、川端 俊貴:1、松本 知拓:1、尾崎 裕介:1、宮崎 真一郎:1、太田 学:1、神谷 欣志:1、坂口 孝宣:1、今野 弘之:1

1:浜松医科大学医学部外科学第二

 

腹腔鏡手術の普及・発展により胃GISTに対する腹腔鏡下胃部分切除術が増加してきており、適切な切除範囲と胃の術後変形の回避のために手術手技も様々に工夫されている。特に壁内発育型GISTに対しては過剰な切除を回避する工夫が必要であり、LECSなどの術式が報告されているが、われわれは漿膜・筋層の切開により粘膜下層を十分に露出することで適切な切除範囲の胃部分切除が可能であることを報告してきた。今回、壁外成分のほとんどない胃壁内発育型GISTに対し、術中超音波検査が切除範囲の決定に有用であった1例を経験したので報告する。
症例は43歳、男性。検診の上部消化管透視検査で胃異常陰影を指摘された。近医受診し、上部消化管内視鏡検査にて胃角上小弯の粘膜下腫瘍と診断された。径10mmで粘膜に悪性を疑う所見を認めなかったため経過観察されていたが、増大傾向を認めたため、精査加療目的に当科を紹介された。EUS-FNABでGISTと診断され、腹腔鏡下胃部分切除術を施行した。壁外からはわずかな発赤を認めるのみであったが、超音波検査により腫瘍像を明確に認識することができ、至適な切除範囲を決定することが可能であった。術中偶発症はなく、術後経過は良好であった。
胃壁内発育型GISTに対し、術中超音波検査は安全かつ十分な胃部分切除術を施行するのに有用であった。

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:内視鏡手術

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